口に上る
くちにのぼる
表現動詞-五段-ラ行
標準
to become the subject of rumours or conversations
文例 · 用例
彼問ひ此答ふる繁き詞の中にも、幸にして人の我詩卷を問ふ者なく、我も亦|默ありければ、ダヰツトの詩篇の事は終に復た一人の口に上ることなかりき。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
五 かの女が野の墓へと思ひ立つたのは、その目出度い結納が取交されて、結婚の日どりが双方の人達の口に上るやうになつたその翌日であつた。
— 田山録弥 『百合子』 青空文庫
それにつけても農民小説、殊にこのごろの多く人の口に上るやうになつた農民小説の提唱のことが考へられてくる。
— 田山録弥 『レイモンドの『農民』』 青空文庫
村川は、倭文子の名が、今井の口に上るのさえ不快だった。
— 菊池寛 『第二の接吻』 青空文庫
自分の名が、青年の口に上る度に、美奈子は胸をとゞろかせながら、息を潜めて聞いていた。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
「悠々たる人生だ」 こうした嘆声がいつとなく私の口に上るのであった。
— 田山花袋 『『田舎教師』について』 青空文庫
併し、その佳味は、これら漁人の口に上ることは稀であつて、多く、隣の町へ運ばれて、多少の金と換へられるのである。
— 島木赤彦 『諏訪湖畔冬の生活』 青空文庫
自分の名が、青年の口に上る度に、美奈子は胸をとゞろかせながら、息を潜めて聞いてゐた。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
作例 · 標準
彼女の電撃引退は、またたく間に世間の口に上った。
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次期社長の候補として、若手のホープである佐藤氏の名前が口に上っている。
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あの店が閉店するという不穏な噂が、商店街の人々の口に上り始めた。
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