旅子
たびこ
名詞
標準
travelling male homosexual prostitute
文例 · 用例
けれども人は、ひとたびこの小説を企てたその日から、みるみる痩せおとろえ、はては発狂するか自殺するか、もしくは唖者になってしまうのだ。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
いつまでかかくてあらむ、こたびこそと思うに違いて、道はまた蜿れる坂なり。
— 泉鏡花 『龍潭譚』 青空文庫
一たびこのところ決潰せむか、城の端の町は水底の都となるべしと、人々の恐れまどいて、怠らず土を装り石を伏せて堅き堤防を築きしが、あたかも今の関屋少将の夫人姉上十七の時なれば、年つもりて、嫩なりし常磐木もハヤ丈のびつ。
— 泉鏡花 『龍潭譚』 青空文庫
私は幼時近所の老人からたびたびこれと同様な話を聞かされた。
— 寺田寅彦 『怪異考』 青空文庫
第一、あざみがあんまりたくさんありましたし、それに草の底にさっきなかった岩かけが、たびたびころがっていました。
— 宮沢賢治 『風の又三郎』 青空文庫
そこで三毛猫も、仕方なく、仕事にかかりはじめましたがやつぱりたびたびこはい目をしてかま猫を見てゐました。
— ……ある小さな官衙に関する幻想…… 『猫の事務所』 青空文庫
そのほか父はその老躯をたびたびここに運んで、成墾に尽力しました。
— 有島武郎 『小作人への告別』 青空文庫
」 私はたびたびこう訊かれることがある。
— 大久保にて 『郊外生活の一年』 青空文庫
作例 · 標準
歴史資料を紐解くと、江戸時代の宿場町には旅子と呼ばれた人々がいたことがわかる。
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旅子は特定の宿に属さず、客を求めて各地を転々としていたという。
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当時の文学作品において、旅子の存在は哀愁漂う存在として描かれることが多い。
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