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庭場

にわば
名詞
1
標準
territory of a stall vendor
文例 · 用例
庭場の雨戸は未だ開いたなりに月が軒口までさし込んでいる。
伊藤左千夫 野菊の墓 青空文庫
僕が咳払を一ツやって庭場へ這入ると、台所の話はにわかに止んでしまった。
伊藤左千夫 野菊の墓 青空文庫
下部屋の戸ががらり勢いよくあく音がして、まもなく庭場の雨戸ががらがら二、三枚ずつ一度に押しあける音がする。
伊藤左千夫 隣の嫁 青空文庫
竈屋の裏口から、「背戸口から御免くださいまし」 例の晴ればれした、りんの音のような声がすると、まもなくおとよさんは庭場へ顔を出した。
伊藤左千夫 隣の嫁 青空文庫
省作は庭場の上がり口へ回ってみると煤けて赤くなった障子へ火影が映って油紙を透かしたように赤濁りに明るい。
伊藤左千夫 隣の嫁 青空文庫
「おばあさん、あんのこったかい、風も凪げてこのえい日になったのんを戸をあけないで」 こう云ってお小夜は、庭場の雨戸を二三枚がらがらとあける。
伊藤左千夫 新万葉物語 青空文庫
馬盥を庭の隅へ出して湯を汲めば父は締糟を庭場へ入れ、荷鞍を片づけ、薄着になって馬の裾湯にかかった。
伊藤左千夫 新万葉物語 青空文庫
お小夜は食事あたたかく父に満足させて後、病母の臥床をも見舞い、それから再び庭場におりて米を搗き始めた。
伊藤左千夫 新万葉物語 青空文庫
作例 · 標準
縁日では、各屋台が庭場を設けて商売をしていた。
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昔の市場では、庭場をめぐる争いもあったという。
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彼は長年、この場所を庭場として商売をしている。
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2
標準
spot on a farm where the harvest would be put in order (Edo period)
作例 · 標準
江戸時代、農家では収穫物を庭場に集めて選別した。
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庭場で働く人々の姿が、当時の絵巻に描かれている。
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農作業の効率化のために、庭場が重要な役割を担っていた。
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