渇する
かっする
動詞-サ変-特殊動詞-自動詞
標準
to be thirsty
文例 · 用例
固定観念が条件反射的にあるうちはまだよいが無条件反射とまでなるや芸術は涸渇する。
— 中原中也 『芸術論覚え書』 青空文庫
しかれども連日雨に渇する東海道の農民にとりては、この予報は非常の福音たるに相違なかるべし。
— 寺田寅彦 『自然現象の予報』 青空文庫
爾後、餓うるときは鉄丸を喰い、渇するときは銅汁を飲んで、岩窟の中に封じられたまま、贖罪の期の充ちるのを待たねばならなかった。
— ―沙門悟浄の手記― 『悟浄歎異』 青空文庫
好きな煙草とコツプ酒に渇することはなかつた。
— 長塚節 『土』 青空文庫
故に前後不覚に渇する者能くこれを買ふべし、その渇の癒るに及びては、玉漿なりとして喜び吃せしものは、素と下水の上澄に過ぎざるを悟りて、痛恨、痛悔すといへども、彼は約の如く下水の倍量をばその鮮血に搾りその活肉に割きて以て返さざるべからず。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
父母に乞うて出家す、この僧渇する時鉢を空中に擲てば自然に蜜もて満ち、衆人共に飲み足ると。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
然るに不起の病に罹って、最早余命いくばくもないのを知りつつも少しも紊れないで、余り余裕のない懐ろから百何十円を支払って大辞典を買うというは知識に渇する心持の尋常でなかった事が想像される。
— ――尾崎紅葉―― 『硯友社の勃興と道程』 青空文庫
『都の花』はあたかも世間が清新の読物に渇する時に生れたので、忽ち当時の雑誌のレコードを破って、美くしい花やかな気持の好い表紙が新らしい気分を漲らして若い読書家の心を誘った。
— 内田魯庵 『美妙斎美妙』 青空文庫
作例 · 標準
長距離マラソンの後半、ランナーたちは激しく喉が渇する。
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知識に渇する若者たちは、図書館の閉館間際まで本を読み耽っていた。
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砂浜に打ち上げられた魚が、命の水を求めて渇するように口をパクパクさせている。
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「あー、喉が渇する! 冷たい麦茶、一気に飲み干したい気分だよ」
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