看板絵
かんばんえ
名詞
標準
文例 · 用例
絵かきの中にも看板絵書き、職人的絵書きと呼ばれる、事物の描き方が世俗的な常識的世界を一歩も出ない人々が少くないこれらの職人的画家達の批評家としては、職人的美術批評家の存在はゆるされるだらう。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
石川達三は腕達者なところを一つ揮って看板絵のような小説をつくったらしいが、これは発禁となり、目下編集責任者・作者・名儀人が法律問題にかかっている。
— 一九三八年(昭和十三年) 『獄中への手紙』 青空文庫
「看板絵をかいても見たが、やはり駄目だ。
— 室生犀星 『或る少女の死まで』 青空文庫
ひょいと見ると、かれの正面の××館の看板絵にもなまなましいペンキ絵の女の顔が、するどく光った短刀を咥えて、みだれた髪のまま立っているのであった。
— 室生犀星 『幻影の都市』 青空文庫
かれにとって、もはや一切の流旗や看板絵や、わずかに棄てられたアニタ・スチュワードや、鯉の胴体や、なやましげに紫紺の羽織をきた女や、下駄ずれの音や、しぶとく垂れている柳や、さては、そこにある交番の巡査のさびしげな赤い肩章まで、かれのからだに響き立てて、一種の花のようにむら咲きをはじめたのであった。
— 室生犀星 『幻影の都市』 青空文庫
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看板絵(かんばんえ)とは江戸時代から描かれている浮世絵のジャンルである。
出典: 看板絵 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0