未然に防ぐ
みぜんにふせぐ
表現動詞-五段-ガ行
標準
to prevent
文例 · 用例
こんなに度々繰返される自然現象ならば、当該地方の住民は、とうの昔に何かしら相当な対策を考えてこれに備え、災害を未然に防ぐことが出来ていてもよさそうに思われる。
— 寺田寅彦 『津浪と人間』 青空文庫
斯くの如き心勞と犧牲とを拂つてゐて、それで萬一今度の樣な事を未然に防ぐことが出來なかつたなら、それこそ日本の警察が其存在の理由を問はれても爲方の無い處で有つた。
— 林中の鳥 『所謂今度の事』 青空文庫
「わたしのまじないは未然に防ぐにとどまる。
— 剪燈新話 『中国怪奇小説集』 青空文庫
未然に防ぐといふことがあるでせう。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
もつとも今度のことは未然に防ぐといふこととも一寸違ひますがね。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
その船は、謙信の智將|宇佐美貞行が、謙信の爲めに謀つて、謙信の姉聟|長尾政景の謀反を未然に防ぐために、二人して湖水に船を浮べ、湖上の樅ヶ|崎といふ所まで出た時に、水夫に命じ船底へ穴を開けさせ、政景の身を擁して、二人とも船と共に水中に沈んでしまつた。
— 吉江喬松 『霧の旅』 青空文庫
そこで、予審判事は、番人とはかやうな轢死を未然に防ぐための番人である以上、泥酔者の轢死は故殺であるかそれとも偶然の死であるかを探ぐるがため許りにさへも、そのときの争ひに作用した番人の心理の上に十分の疑ひを持たねばならなかつた。
— 横光利一 『マルクスの審判』 青空文庫
されば今日この禍を未然に防ぐは、実に焦眉の急にして、決して怠るべからざるものならん。
— 福沢諭吉 『学問の独立』 青空文庫
作例 · 標準
火災を未然に防ぐために、定期的な点検が欠かせない。
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警察は犯罪を未然に防ぐためにパトロールを強化した。
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問題が大きくなる前に、未然に防ぐ手を打つべきだ。
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