神言
しんげん
名詞
標準
文例 · 用例
之を檢して高木神言く、是は天若日子に賜ひし矢也と。
— 南方熊楠 『詛言に就て』 青空文庫
神の代理者即、御言執行として神言を伝達すると共に、当然伴ふ実効を収めて来る意だ。
— 折口信夫 『村々の祭り』 青空文庫
まつるの原義は、やはり、神言を代宣するのであつたらしい。
— 折口信夫 『村々の祭り』 青空文庫
みこともちとは、お言葉を伝達するものゝ意味であるが、其お言葉とは、畢竟、初めて其宣を発した神のお言葉、即「神言」で、神言の伝達者、即みこともちなのである。
— 折口信夫 『神道に現れた民族論理』 青空文庫
だから、神言を伝へさせ給ふ天皇陛下が、神であらせられるのは勿論のこと、更に、其勅を奉じて伝達する中臣、その他の上達部――上達部は元来、神に詰めてゐる団体人の意である――は、何れも皆、みこともちたる事によつて、天皇陛下どころか直ちに、神の威力を享けるのである。
— 折口信夫 『神道に現れた民族論理』 青空文庫
我々の想像以前の時代の、此端的な「神言」は、片哥・旋頭歌には近いだらうが、もつと整はぬものであつたらう。
— 呪言と敍事詩と 『國文學の發生(第一稿)』 青空文庫
或過程を經た後、「神言」によつて知つたのである。
— 呪言と敍事詩と 『國文學の發生(第一稿)』 青空文庫
「神言」に今一つの方面がある。
— 呪言と敍事詩と 『國文學の發生(第一稿)』 青空文庫