氏子総代
うじこそうだい
名詞
標準
parishioner representative
文例 · 用例
吾輩故障を容れしに、氏子総代、神主と一つ穴で※言揚々として、むかしよりかかる英断の神官を見ず、老樹を伐り倒さば跡地を桑畑とする利益おびただしとて、その時伐採り見て哭きし村民を嘲ること限りなし。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
或る日私は氏子総代の伯父につれられてこの神社に参詣した。
— 倉田百三 『光り合ういのち』 青空文庫
」「十四日町の倉田という家です」「はあ、倉田さんですか、あの家の御主人はうちの氏子総代でよく見えますよ」「あれが僕の伯父です」「そうですか」 と彼は非常な親しみを見せた。
— 倉田百三 『光り合ういのち』 青空文庫
氏子総代の伯父にも裁判所から呼び出しがあって、行き違いから仁田さんとも気拙い事があった。
— 倉田百三 『光り合ういのち』 青空文庫
……ところで、困ったことには近江屋のほうは、これが氏子総代で、毎年の例で一家じゅうがお渡御の行列にくわわる定めになっていて、どうにものっぴきならない。
— 猫眼の男 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
氏子総代に産子三十人。
— 猫眼の男 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
神田|鍋町の氏子総代で麻上下に花笠。
— 山王祭の大象 『平賀源内捕物帳』 青空文庫
念のために下谷へ引返して、徳蔵稲荷の氏子総代――和泉屋という町内の酒屋の主人に逢って訊いてみると、思いも寄らぬ新事実が挙がりました。
— 鈴を慕う女 『銭形平次捕物控』 青空文庫