座敷童
ざしきどう
名詞
標準
文例 · 用例
○ザシキワラシは座敷童衆なり。
— 柳田国男 『遠野物語』 青空文庫
佐々木鏡石君が近ごろ研究を発表した奥州の座敷童子も、やはり主として右の樺皮の家にいる。
— 柳田国男 『雪国の春』 青空文庫
ザシキワラシはおじぎをしてよろこんで引っ込みました。
— 宮沢賢治 『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』 青空文庫
予は餘り知らぬ事だが、本邦でも上述の英國のパウリーや露國のドモヴ※イに似た奧州のザシキワラシ、三河遠江のザシキ小僧、四國の赤シャグマ等の怪がある。
— 南方熊楠 『人柱の話』 青空文庫
久米邦武博士(日本古代史、八五五頁)も云はれた通り、其頃地方の殊俗は國史に記すこと稀なれば尋ぬるに由なきも、奴婢賤民の多い地方には人權乏しい男女小兒を家の土臺に埋めたことは必ず有るべく、其靈を其家のヌシとしたのがザシキワラシ等として殘つたと惟はる。
— 南方熊楠 『人柱の話』 青空文庫
ザシキワラシ等のことは大正十三年六月の人類學雜誌佐々木喜善氏の話、又柳田氏の遠野物語等にみゆ。
— 南方熊楠 『人柱の話』 青空文庫
ヒョットコが一面、福神であるから、これも似ている話くらいのところで引いてきたくらいの程度の問題ではなく、この話には他面の童形の福神性のもの、ザシキワラシの秘密を開く鍵をその懐中にそっと入れてあるようにも思われる。
— 佐々木喜善 『東奥異聞』 青空文庫
一七 旧家にはザシキワラシという神の住みたもう家少なからず。
— 柳田国男 『遠野物語』 青空文庫