穉樹
穉樹
名詞
標準
文例 · 用例
路はやがて穉樹の林に入って、うねうねと曲って行く。
— 田山花袋 『新茶のかおり』 青空文庫
かれ等も矢張考へ考へ幹を養ひつゝ傍ら枝を張つて行くのであるが、穉樹の中は、さうした思慮にも乏しいと見えて、グングン延びて行つて後悔してゐるやうなのを私はをりをり見かけることがある。
— 田山録弥 『樹木と空飛ぶ鳥』 青空文庫
大きいやつは、角筈の叔父が呉れたのだが、穉樹の成長した方のは大抵その当時岐阜の蜂谷の苗木を柳田君の呉れたのがそのまゝ大きくなつたのである。
— 田山録弥 『樹木と空飛ぶ鳥』 青空文庫
縁側の前には、葡萄棚があつて、斜坂の紅葉や穉樹を透して、渋谷方面の林だの丘だの水車だのが一目に眺められた。
— 抄 『丘の上の家』 青空文庫