将新
しょうしん
名詞
標準
文例 · 用例
韓山の風雲はいよいよ急に、七|月の中旬|廟堂の議はいよいよ清国と開戦に一決して、同月十八日には樺山中将新たに海軍軍令部長に補せられ、武男が乗り組める連合艦隊旗艦松島号は他の諸艦を率いて佐世保に集中すべき命を被りつ。
— 徳冨蘆花 『不如帰 小説』 青空文庫
熱海波頭寄客身、学禅未達歳将新、望中雲綻漏涼月、認得破顔微笑春。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫
御車寄の階下には、その足利家の高ノ師直、また、近衛の武将新田義貞、名和長年など、天皇のお目からみると、どれも御し難い面だましいが、敷波に充満していた。
— 建武らくがき帖 『私本太平記』 青空文庫
この日も彼は左中将新田義貞の高倉の亭をおとずれに出たのである。
— 風花帖 『私本太平記』 青空文庫
正成亡きあと、主上後醍醐のきみを守護したてまつる大将といえば、やはり左中将新田殿のほかにはしかるべきお人も見えぬ。
— 湊川帖 『私本太平記』 青空文庫
唐の元の夜深斜塔鞦韆索、樓閣朦朧煙雨中と云ひ元の泰不花が巧將新月添眉黛と云ふもの皆春の夜の鞦韆の遊を詠じたものである。
— 原勝郎 『鞦韆考』 青空文庫
殊に、其蝦夷に關する記事の如き、此時我將新に蝦夷を討ちて最新の知識を齎らし、且、親しく蝦夷二人を一行に伴ひたる際のものなれば、其記する所は、當時の實情を直寫せるものとして十分信ずべき價値を有するものなり。
— 喜田貞吉 『蝦夷とコロボツクルとの異同を論ず之に潜みて』 青空文庫