閃かす
ひらめかす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to brandish
文例 · 用例
中にも軽く意表の外に姿を閃かすお涌の姿を柳の葉の間から見て、皆三はとても自分と一しょに遊べるような少女とは思えなかった……だが、そういう少女のお涌が持って歩き出したあの黄昏時の蝙蝠が、何故ともなく遮二無二皆三には欲しくて堪らなくなったのだ。
— 岡本かの子 『蝙蝠』 青空文庫
中にも軽く意表の外に姿を閃かすお涌の姿を柳の葉の間から見て、皆三はとても自分と一しよに遊べるやうな少女とは思へなかつた……だが、さういふ少女のお涌が持つて歩き出したあの黄昏時の蝙蝠が、何故ともなく遮二無二皆三には欲しくて堪らなくなつたのだ。
— 岡本かの子 『蝙蝠』 青空文庫
伊留満忽ち隠し持ちたる短刀を抜いて、乗円が胸に閃かす。
— 木下杢太郎 『南蛮寺門前』 青空文庫
電光が針金の如き白熱の一曲線を空際に閃かすと共に雷鳴は一大破壊の音響を齎して凡ての生物を震撼する。
— 長塚節 『太十と其犬』 青空文庫
父の死の直後、矢代は新しく自分のものになりそうな郷里の家の処理について、考えないわけではなかったが、他のこととは異りこの一事に関しては母の黙している限り、彼から表情を閃かすことは仕にくいことだった。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
そして「退け」「尊公が――」 と、一人が云って、油断を見せた一刹那――小太郎は、影の閃く如く、一間余り、身体を、閃かすと、ぱっと、音立てた血煙――ばさっと、鈍く、だが、無気味な音がした。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
これは決して消極的な信念ではなくて、もっと便利な営業所に対して彼等が閃かす積極的な武器であった。
— 上巻 『二都物語』 青空文庫
泥棒もコソコソは罪軽く白刃を閃かすものは罪重し。
— 永井荷風 『偏奇館漫録』 青空文庫
作例 · 標準
騎士は銀色に輝く剣を閃かし、敵の群れに果敢に突っ込んでいった。
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彼は自分の知識を閃かす機会を常にうかがっており、会話の端々に自慢が混じる。
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「そんなに才能を閃かせてばかりいると、周囲に妬まれるぞ」と忠告された。
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