切れ手
きれて
名詞頻度ランク #8155 · 青空 0 例
標準
man of ability
文例 · 用例
」「戦いの後と見えまして、衣裳は千切れ手傷を負い、無惨な有様ではございますが、容貌秀麗態度|毅然、立派なものでございます」「では野武士ではないのだな?
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
雲がきれて陽が照るしもう雨は大丈夫だ。
— 宮沢賢治 『台川』 青空文庫
わが生活の虚偽残酷にあきれてしまった。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
私はもう自分の悪党にあきれてしまった。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
竹三郎は、領事館の留置場で、ヘロインがきれてしまった肉体を、我慢が出来るだけ我慢をした。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
自分など一二度試みてあきれてしまってそれきり断念したことであった。
— 寺田寅彦 『糸車』 青空文庫
君はこのごろ毎夜狂犬いでて年若き娘をのみ噛むちょううわさをききたまいしやと、妹はなれなれしくわれに問えり、問いの不思議なると問えるさまの唐突なるとにわれはあきれて微笑みぬ。
— 国木田独歩 『おとずれ』 青空文庫
貴嬢がかかる気高き兄君をもちたもうことはわれらまことに知らざりき、まして貴嬢が鎌倉の辺に遊びたもうは始めての由を聞き、われらあきれてしばしは物も得言わず眼をみはりて貴嬢を打ち守りたる、こは理あることと貴嬢もうなずきたまわん、かくにわかに顔色を変えたもうは限りなき恥を感じたまいしこととわれらは見たり。
— 国木田独歩 『おとずれ』 青空文庫