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得意気

とくいげ
形容動詞
1
標準
文例 · 用例
唯、達沢が教頭席に腰を下した儘、前方のゴタゴタした一群れ――それは何か分らぬ――に向つて、その太い腕を得意気に振廻してゐる光景のみが、彼の目に見えてゐた。
中原中也 校長 青空文庫
それが六百尺であることが恰もその事掌のせゐでもあるかのやうに何となく、得意気に聞こえて面白い。
寺田寅彦 雨の上高地 青空文庫
それが六百尺であることがあたかもその車掌のせいででもあるかのように、何となく得意気に聞こえて面白い。
寺田寅彦 雨の上高地 青空文庫
貴婦人はこう云った時、やや得意気に見えた。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
そしていかにも得意気であった。
梶井基次郎 城のある町にて 青空文庫
啓司の顔は幾分得意気に笑っています。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
上野へ入れば往来の人ようやくしげく、ステッキ引きずる書生の群あれば盛装せる御嬢様坊ちゃん方をはじめ、自転車はしらして得意気なる人、動物園の前に大口あいて立つ田舎漢、乗車をすゝむる人力、イラッシャイを叫ぶ茶店の女など並ぶるは管なり。
寺田寅彦 半日ある記 青空文庫
」 刑事は安楽椅子に腰を下ろすと、得意気に葉巻を吹かせた。
A STUDY IN SCARLET 緋のエチュード 青空文庫
得意気(とくいげ) — 幻辞.com