描出
びょうしゅつ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
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文例 · 用例
さうして所々に露出した山骨は青みがかつた真珠のやうな明るい銀灰色の条痕を成して、それがこの山の立体的な輪郭を鋭く大胆なタッチで描出してゐるのである。
— 寺田寅彦 『雨の上高地』 青空文庫
そうして所々に露出した山骨は青みがかった真珠のような明るい銀灰色の条痕を成して、それがこの山の立体的な輪郭を鋭く大胆なタッチで描出しているのである。
— 寺田寅彦 『雨の上高地』 青空文庫
そうして球技場の眩しい日照の下に、人知れず悩む思いを秘めた白衣のヒロインの姿が描出されるのである。
— 寺田寅彦 『映画雑感6』 青空文庫
京にいでて一風の画を描出す。
— 寺田寅彦 『人の言葉――自分の言葉』 青空文庫
最後に私はこの一編の未熟な解説が、ルクレチウスの面影の一側面をも充分正確に鮮明に描出することを得なかったであろうことを恐れる。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
」 巡査の靴音が橋の上に留んで、背後向のその黒い影が、探偵小説の挿画のように、保険会社の鉄造りの門の下に、寂しく描出された時、歎息とともに葛木はそう云った。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
頭の中に描かれた作品と、眼前に描出される作品とは鉛と鋼鉄ほどの相違がある。
— 三島霜川 『平民の娘』 青空文庫
なぜなら音楽の表現は、音の高低強弱に於ける旋律とリズムを通じて、心の悲しみや喜びやを、それの気分さながらに描出するのであるから、音楽家が音によって心内の情緒を描くのは、画家が色や線やによって、外界の物象をさながらに描くと同じく、ひとしく対象の観照である。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
作例 · 標準
劇作家は、セリフを一切使わずに俳優の表情と動作だけで、深い悲しみを巧みに描出した。
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「この詩の後半部分で、作者が故郷への思いを見事に描出しているのが分かるかな」
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その彫刻作品は、筋肉の動き一つ一つを通じて、人間の生命力の力強さを描出していた。
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