豢
豢
名詞
標準
文例 · 用例
従者は自ら豢っている若党|草履取の外に、主家から附けられるのである。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
七、八種もある馬属中馬と驢のみ測るべからざる昔より人に豢われてその用を足した事これ厚きに、その他の諸種は更に懐かず、野生して今に※んだも奇態だ。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
ただしこれら諸種の心性、本来人に豢われるに適せずしてしかるか、将た人が馬と驢を飼い擾すに、幾久しく辛抱強く力を尽くしたが、他の諸種には尽力が足りなくって、かくのごときかは一疑問だ。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
嚢陽累歳孤城に因る湖山に豢養して出征せず識らず咽喉形勢の地公田|枉げて自ら蒼生を害す 秋壑は怒って誹謗者を遠流に処した。
— 田中貢太郎 『緑衣人伝』 青空文庫
この三國志の文は、魚豢の魏略によりて、略ぼ點竄を加へたる者なるが如し。
— 内藤湖南 『卑彌呼考』 青空文庫
蓋し三國志、特に其の東北諸夷に關する記事は、多く魏略を取りて、魚豢が當時の語として記したる文字すらも改めざる處あり。
— 内藤湖南 『卑彌呼考』 青空文庫
舊時を説くは前漢地理志に據り、今とは魚豢が魏略を作れる時を指すこと、已に前に言へり。
— 内藤湖南 『卑彌呼考』 青空文庫
史通に魏時京兆魚豢私撰魏略。
— 内藤湖南 『卑彌呼考』 青空文庫