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名詞
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標準
文例 · 用例
人は夜の夢の中で、樹人や火人であつた頃の、先祖の古い記憶を再現し、いつも我等の生命を脅かして居たところの、妖怪變化の恐ろしい姿や、得體の解らぬ怪獸やの、魑魅魎の大群に取り圍まれて魘されてゐる。
萩原朔太郎 青空文庫
たしかに彼等の幼兒は、夢の中で魑魅魎に取り圍まれ、人類の遠い先祖が經驗した、言説しがたく恐ろしいこと、危險なことを體驗し、生命の脅かされたスリルを味はつてゐるのである。
萩原朔太郎 青空文庫
その赤兒たちの夢の中には、いつも先祖の幽靈が現はれて、彼等のやがて成長し、やがて經驗するであらうところの、未知の魑魅魎について語るのである。
萩原朔太郎 宿命 青空文庫
椿 そのほか、夥多の道陸神たち、こだますだま、魑魅、魎。
泉鏡花 夜叉ヶ池 青空文庫
」 ト見ると襖から承塵へかけた、雨じみの魎と、肩を並べて、その頭、鴨居を越した偉大の人物。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
まさかこことは想わざりし、老媼は恐怖の念に堪えず、魑魅魎隊をなして、前途に塞るとも覚しきに、慾にも一歩を移し得で、あわれ立竦になりける時、二点の蛍光|此方を見向き、一喝して、「何者ぞ。
泉鏡花 妖僧記 青空文庫
」 と云うとふとそこへ、語るものが口から吐いた、鉄拐のごとき魎が土塀に映った、……それは老人の影であった。
泉鏡花 白金之絵図 青空文庫
一体、悪魔を払う趣意だと云うが、どうやら夜陰のこの業体は、魑魅魎の類を、呼出し招き寄せるに髣髴として、実は、希有に、怪しく不気味なものである。
泉鏡花 茸の舞姫 青空文庫