捥り
もぎり
名詞
標準
ticket collector
文例 · 用例
後からも前からもぎりぎりに生活の現実に詰め寄られている、その間をぽっと外ずして気分を転換したい。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
お沢 (声の下に驚き覚め、身を免れんとして、階前には衆の林立せるに遁場を失い、神職の手を振りもぎりながら)御免なさいまし、御免なさいまし。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
私は腹立しさのあまり、彼の腕をふりもぎりながら、力まかせに顎のあたりを殴りつけました。
— 渡辺温 『遺書に就て』 青空文庫
大きなテエブルの両側にはベンチ風の薄汚れた木の腰掛が一脚、二脚、クリロフの一家はここで、互に向い合せて、さて、スープの鍋底を大きな杓子でひっ掻きまわし、パンをもぎり、赤酒を、また牛の髄骨をしゃぶるらしい。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
ひと鉢の万年青すら、いまはその児に、手をのべてこそ匍ひ寄りし君がその児に、人妻よ、二人してふかく秘めたる赤き実も遂に知られて、あまつさへ、もぎりとらるゝ。
— 北原白秋 『緑の種子』 青空文庫
背が高く、帽子が入り口の鴨居すれすれで、肩幅もぎりぎりであった。
— THE ADVENTURE OF THE SPECKLED BAND 『まだらのひも』 青空文庫
カイは、ゲルダのおどろいた顔をみると、またほかのばらの花を、もぎりだしました。
— SNEDRONNINGEN 『雪の女王』 青空文庫
木戸口で木戸番が札を客に渡すと、内裏にもぎりといって札を取る人がおります。
— 大仏の末路のあわれなはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
作例 · 標準
映画館の入り口で、もぎりの女性がにこやかにチケットを受け取った。
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劇場の開演前には、もぎりの前に長蛇の列ができていた。
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私はもぎりのアルバイトをして、映画を無料で見ていた時期があった。
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