女文字
おんなもじ
名詞
標準
woman's handwriting
文例 · 用例
女文字で御心配御無用に御座候。
— ――朝と昼―― 『巴里のキャフェ』 青空文庫
折釘のやうな男文字のなかに絲屑のやうな女文字もまじつてゐる。
— お文の魂 『半七捕物帳』 青空文庫
半七はその結び文をあけて見ると、女文字で「十五や御ようじん」と書いてあった。
— 十五夜御用心 『半七捕物帳』 青空文庫
ここには女文字の文がある。
— 十五夜御用心 『半七捕物帳』 青空文庫
しかも、これは女文字で書かれた手紙だ。
— 太宰治 『猿面冠者』 青空文庫
それは貴女の御父上、英臣さんが、御出征中、貴女の母様が御宅の馬丁貞造と……」 早瀬はちょっと言を切って……夫人がその時、わななきつつ持つ手を落して、膝の上に飜然と一葉、半紙に書いた女文字。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
扉の方へうしろ向けに、大な賽銭箱のこなた、薬研のような破目の入った丸柱を視めた時、一枚|懐紙の切端に、すらすらとした女文字。
— 泉鏡花 『春昼』 青空文庫
卯の花の影が、ちらちらと砂子を散らして、絵も模様も目には留まらぬさきに――せい……せい、と書いた女文字。
— 泉鏡花 『燈明之巻』 青空文庫
標準
hiragana