泥絵の具
どろえのぐ
名詞
標準
colour wash
文例 · 用例
その手――檜を彫って、泥絵の具を塗った筈の手は、柔かに長次の背後に廻されて、木と綿とで出来て居る筈の胸には、明かに鼓動を感じたのです。
— 第六夜 人形の獄門 『新奇談クラブ』 青空文庫
前口上はお退屈のもと、いよいよ錦太夫をお目通りまで控えさせまアす」 チョン、と木が入ると、浅黄幕を切って落す、――舞台正面は泥絵の具で描いた弁天様の遠見、程よいところに控えて居るのは、水の垂れそうな島田娘、わざと黒地の大振袖に、蜀紅錦の肩衣、物馴れた調子で、土間一パイの観客に微笑を送ります。
— 第八夜 蛇使いの娘 『新奇談クラブ』 青空文庫
小屋は筵張りの全く間に合わせの代物、泥絵の具で存分に刺戟的に描いた、水中に悪龍と闘う美女の絵を看板に掲げ、その下の二つの木戸口には、塩辛声の大年増と、二十五六の巌丈な男が、左右に分れて客を呼んでおります。
— 人魚の死 『銭形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
子供の頃、泥絵の具を使って大胆な絵を描くのが好きだった。
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泥絵の具は、水彩絵の具よりも色が濃く、重厚な表現ができる。
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古い家屋の壁を泥絵の具で塗り直し、温かみのある空間にした。
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