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書き進める

かきすすめる
動詞
1
標準
文例 · 用例
一先ず作者はこれを『石狩川』の初編として上梓し、つづいて、これら移住士族のその後の過程を書き進める予定である。
本庄陸男 石狩川 青空文庫
神経衰弱にかかつたやうに、根気がなくなり、何か物を書いたりしても、秩序を保つて書き進めるといふことは丸切り出来なかつた。
北條民雄 発病した頃 青空文庫
しかし、筆を執ってみると、各の思想と、各の思想との間には常に千万の距りや矛盾やがあるように思われたり、言葉と言葉とがおたがいに相続き合う事を妙に拒みでもしているように感じられたりしていつも五行と書き進める事ができなかった。
相馬泰三 田舎医師の子 青空文庫
どうも、自分の文章を自分で引用するというのは、グロテスクなもので、また、その自分の文章たるや、こうして書き写してみると、いかにも青臭く衒気満々のもののような気がして来て、全く、たまらないのであるが、そこがれいの鉄面皮だ、洒唖々々然と書きすすめる。
太宰治 鉄面皮 青空文庫
甲府へ行つて来て、二、三日、流石に私はぼんやりして、仕事する気も起らず、机のまへに坐つて、とりとめのない楽書をしながら、バットを七箱も八箱も吸ひ、また寝ころんで、金剛石も磨かずば、といふ唱歌を、繰り返し繰り返し歌つてみたりしてゐるばかりで、小説は、一枚も書きすすめることができなかつた。
太宰治 富嶽百景 青空文庫
追憶の文章を流暢に書きすすめるとき、逸見氏の胸中に去来したのは、いかなる思いであったろうか。
宮本百合子 信義について 青空文庫
自分の仕事に対すると、自分の感動、自分の書けて行く快感によって書きすすめるのではなく、しっかり対照を握みそれの実対に迫って行こうとする意気込みと云うことになるのだ。
一九二二年(大正十一年) 日記 青空文庫
あれやこれやと低下したあるいは逸脱した題材を書きまわるのではなく、プロレタリアートの課題とともに書きすすめる努力こそされなければならない。
――「亀のチャーリー」「幼き合唱」「樹のない村」―― 一連の非プロレタリア的作品 青空文庫
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