小策
しょうさく
名詞
標準
petty trick
文例 · 用例
特ニ「セミヨノフ」輩ヲ用ヒテ内外蒙古ノ獨立ヲ策シツツアル如キハ誠ニ小策士ノ陰險手段。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
彼は予審廷へ出た当初述べれば好いものを、どうかして罪を逃れようと思って、あれこれと小策を弄し、最後に窮余の極こんな事を持出したのではないかと云われる所がある。
— 甲賀三郎 『支倉事件』 青空文庫
それをかわした貝十郎、お浦を背後に身をもって蔽い、「殿、ご老中罷免の今日、申すはいかがと存じまするが、殿のご施政ご方針も、一段落と思し召し、爾後は天命に安んじられ、人為的の小策なんど、もはやお弄し遊ばさぬよう、貝十郎押し切って申し上げまする。
— 国枝史郎 『血煙天明陣』 青空文庫
秀吉信雄両名の和議成立に祝福の使者を送つて、小策我関せず、落付払つてゐたけれども、信濃あたりに反乱があつて田舎廻りの奔走にかけづらふうち、秀吉は着々天下統一の足場をかためて、二人の位の距りが誰の目にもハッキリしたから、家康も一代の焦りをみせた。
— 坂口安吾 『二流の人』 青空文庫
三好松永を覆滅して足利家再興のため、終生他力本願、専ら人の褌を当にして陰謀小策を終生の業としたのである。
— 坂口安吾 『二流の人』 青空文庫
談判破裂となれば死者ぐるひで襲ひかゝるに相違ない殺気であるから、こゝは悪どく小策を弄せず、この男の苦心通りに和議をとゝのへてやる方が簡単にして上策だといふ判定を得た。
— 坂口安吾 『二流の人』 青空文庫
松木が光子の父であることがいけないのか……大悪人でも善人でもなく、ただ小策ばかりの没感情的や凡人であることがいけないのか……いや、彼の存在そのものが彼には堪え難かった。
— 豊島与志雄 『古井戸』 青空文庫
わたくしの案が、奇怪であり異常であるとしても、大事は小策をもって成すべからずということは忘れないで下さい。
— 服部之総 『撥陵遠征隊』 青空文庫
作例 · 標準
相手を騙そうとして小策を弄したが、結局は見破られて墓穴を掘った。
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正々堂々と戦わず、小策を弄して勝利を掴もうとする彼の姿勢には共感できない。
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目先の利益のために小策を巡らせるよりも、長期的な信頼関係を築くべきだ。
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