才筆
さいひつ
名詞
標準
literary talent
文例 · 用例
(明治四十一年五月六日『東京朝日新聞』) 七十七 人を載せる紙鳶 昔鎮西八郎が大紙鳶にその子を縛して伊豆の島から空に放ったというのは馬琴の才筆によって面白く描かれているが、ここに述べるのは昨年の暮北米での話である。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
嘗つて自分が永井氏の「深川の唄」を読んだ時、このさとの哀れ深い生活が氏の豊麗な才筆に取り入れらるるといふ事を如何に喜ばしくも亦妬ましくも感じたつたらう。
— 木下杢太郎 『市街を散歩する人の心持』 青空文庫
あの才筆は容易に真似が出来なかつた。
— 田山録弥 『小説への二つの道』 青空文庫
川田功氏に至っては、戦記物を書く傍に於て「酩酊」「偽刑事」「偶然の一致」「或る朝」などという作品を産み、その才筆を示してくれました。
— 国枝史郎 『探偵文壇鳥瞰』 青空文庫
「鬼黒田探偵秘譚」という、連作物の幾篇かに由って、才筆を謳われた石川大策氏が、其後筆を納めたのは、洵に以て勿体ない。
— 国枝史郎 『日本探偵小説界寸評』 青空文庫
立派に活きて居る才筆である。
— 宮本百合子 『紅葉山人と一葉女史』 青空文庫
あんまり沢山読んで居るのでもないしするから、よくわからないけれ共、露伴先生よりは、紅葉山人の方が人物の描写が、何とも云えないほど上手であられる様にも思われるし、又才筆であった。
— 宮本百合子 『紅葉山人と一葉女史』 青空文庫
露伴先生の様な思想をもって居られたら、あの才筆とともなってどんなに立派なものが遺されたかしれないと思う。
— 宮本百合子 『紅葉山人と一葉女史』 青空文庫
作例 · 標準
彼女の才筆は、多くの読者を魅了した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
若くして才筆を振るい、文壇に名を馳せた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
その作家は才筆だけでなく、人柄も素晴らしい。
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