竹簀
たけす
名詞
標準
bamboo screen or blind
文例 · 用例
」 と言うと、次の間の――崖の草のすぐ覗く――竹簀子の濡縁に、むこうむきに端居して……いま私の入った時、一度ていねいに、お時誼をしたまま、うしろ姿で、ちらりと赤い小さなもの、年紀ごろで視て勿論お手玉ではない、糠袋か何ぞせっせと縫っていた。
— 泉鏡花 『二、三羽――十二、三羽』 青空文庫
竹簀橋まで逃げて来て、そこらの民家へ駈け込むと、男もつづいて追い込んで、僧を捉えて無理無体に引き摺って行こうとして、どうしても放さなかった。
— 録異記 『中国怪奇小説集』 青空文庫
監督が竹簀へ粘土を入れて持って来た。
— 大阪圭吉 『坑鬼』 青空文庫
続いて二人の坑夫が同じように重い竹簀を抱えて来た。
— 大阪圭吉 『坑鬼』 青空文庫
円の面が定まれば、その円周に沿うて竹簀が下ろされる。
— 島木赤彦 『諏訪湖畔冬の生活』 青空文庫
魚族は逃げ場を失つて竹簀に突き当る。
— 島木赤彦 『諏訪湖畔冬の生活』 青空文庫
竹簀には、所々、魚を捕へるための牢屋(うけともいふ)といふものが備え付けられてある。
— 島木赤彦 『諏訪湖畔冬の生活』 青空文庫
朝早くから氷上に立つて、牢屋の中へ魚が納るまでには、短い冬の日が一ぱいに用ひられるのであつて、竹簀をあげて魚を魚籃の中へ捕り入れる頃は、日はもう湖の向ひの山へ傾いてゐるのである。
— 島木赤彦 『諏訪湖畔冬の生活』 青空文庫
作例 · 標準
夏の暑さを和らげるため、窓に竹簀をかけた。
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縁側には、涼しげな竹簀が立てかけられていた。
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昔ながらの茶室では、竹簀の繊細な陰影が趣を添えている。
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