称讚
しょうさん
名詞
標準
文例 · 用例
しかし慊堂一人がこれを歎美したのみで、簾は人の称讚を得ないと云つてある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
侯は茶山の次韻の詩を見て称讚した。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
常庵改寿作の死んだ時、甲斐性のある妻は立派な葬儀を営んで人に称讚せられた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
独り先生と先生の家人とがこれを愛するのみならず、丸山伊沢の眷族さへ一人として称讚せぬものはない。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
」 少し真似られる毎に、私は仰山にHを称讚した。
— 牧野信一 『秋・二日の話』 青空文庫
家のため身のすぎわいのためと思って書き始めた小説だが、生計的に窮まったこの時分「かつや文学は糊口のためになすべきものならず」と、はっきり云っている一葉の態度は、毅然たる芸術家の気魄として多くの評伝家に称讚しつくされて来ている。
— 宮本百合子 『婦人と文学』 青空文庫
称讚しないものは、文学を知らないものであるという風に、その「叩きこんだ芸のうまさ」を欣仰した。
— 宮本百合子 『婦人と文学』 青空文庫
彼が、仕事を終って、一同の感謝と称讚にこたえて、謙遜に満足そうに笑うとき、拍手を制せられない感動をひとに与えると思う。
— ――日本女性の覚悟―― 『祭日ならざる日々』 青空文庫