兎に角
とにかく
副詞頻度ランク #2981 · 青空 3758 例
標準
anyway
文例 · 用例
兎に角それらの作品の、その「流れ」、「持続」、「終始」といふやうなものを見たことはなく、而もたゞ読んだりしてゐるうちに、従来持つてゐたものさへも、失つたのである。
— 中原中也 『撫でられた象』 青空文庫
――そして兎に角にも自己流の珍らしい建築を完成した。
— 愛の詩集の終りに 『愛の詩集』 青空文庫
けれども兎に角、教師達が彼に威勢の好い声を掛始めたといふことが彼を安心させた。
— 中原中也 『校長』 青空文庫
けれども兎に角私が毎日のやうにする天才気取りといふものに、何時しらず父も母も祖母も圧服された体になつてゐたからだ。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
「Mなんて、兎に角今の中学校なんかが猫のやうな善良さで押し通せる奴つたら、延膸が大脳の割合に発達してゐないで、大脳が一通り悪い意味のエゴイスチックな発達をした奴だ。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
その上、猫入らずまで混ぜてあったのだが、兎に角私は、滅茶苦茶に甘いものに飢えていた。
— 葉山嘉樹 『浚渫船』 青空文庫
本田富次郎の頭脳が、兎に角物を言う事の出来た間中は、彼は此地方切っての辣腕家であった。
— 葉山嘉樹 『乳色の靄』 青空文庫
いずれは君にもお鉢が廻るんだろうが、兎に角警戒を要する。
— 葉山嘉樹 『生爪を剥ぐ』 青空文庫
標準
setting aside ...
標準
really