売り値
うりね
名詞
標準
文例 · 用例
買って売って其のあいだに利益を見るのであるから、承知して売り値を訊くと、幾らでもいいから持って行ってくれと云う。
— 大森の鶏 『半七捕物帳』 青空文庫
「売り値は幾らか」 阿賀妻は詰るようにそう云った。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
「へえ――売り値と申しませば?
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
全く、なにがしかの金額といふにふさはしい売り値で、専造は本を手離す時、胸がうづいた。
— 林芙美子 『愛する人達』 青空文庫
しかし、オレの売り値はマル公よりも、もっと、はるかに安うなっとる」 長範はいゝ気持だ。
— 坂口安吾 『現代忍術伝』 青空文庫
放さないと、売り値をつりあげるぞ」 相手はあきらかに彼の頭を玉突き台に叩きつけるつもりで、力の強い両手で首を引き起した。
— W・W・ジェイコブズ 『井戸』 青空文庫
もし二度とその不細工な手を僕のからだにかけたら、売り値を倍にするからな。
— W・W・ジェイコブズ 『井戸』 青空文庫
うまく宣伝すれば売り値は二倍になっただろう」「ええ、分かります。
— The Golden Rose 『黄金薔薇』 青空文庫