遥拝
ようはい
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
worshipping from afar
文例 · 用例
余りの嬉しさに、雪に一度手を支えて、鎮守の方を遥拝しつつ、建ものの、戸を入りました。
— 泉鏡花 『雪霊続記』 青空文庫
自身もまた馬からおりて加茂の社を遥拝してお暇乞いを神にした。
— 須磨 『源氏物語』 青空文庫
遥拝すると、白髪の鬘をつけたオベロン王が、白孔雀の扇を胸先に構へてゐるチタニア妃と厳かに同乗してゐる。
— 牧野信一 『変装綺譚』 青空文庫
ところが彼等をしばしばその故郷にかえすということは復古的の考えを起させる基になるので政策上よくないことでありますから、尚家の政治家は三平等に各自の遥拝所を設けさせたのであります。
— 伊波普猷 『ユタの歴史的研究』 青空文庫
早起早立、まっしぐらにいそぐ、第十八番恩山寺遥拝、第十九番立江寺拝登。
— 種田山頭火 『四国遍路日記』 青空文庫
途中、西寺遥拝(すみません)、不動岩の裏で、太平洋を眺めながら、すこし早いが、お弁当を食べる、容樹の葉を数枚摘む。
— 種田山頭火 『四国遍路日記』 青空文庫
奈半利川を渡ると田野町、浜口雄幸先生の邸宅があると標札が出ている、それから安田町、神の峯遥拝、恥じないではいられない、大山岬、狭いけれどよい風光である、澄太君を考えたのは自然であろう。
— 種田山頭火 『四国遍路日記』 青空文庫
午後はひたすら高知へ強行した、申訳ないけれど、第二十八番、第二十九番は遥拝で許していただく、風が出て来たが、ほどなく凪いで、のどかな小春日和になった、御免からは路面舗装、身も心も軽い、思いかけなく、電車から降りた母子の方から拾銭玉を頂戴した(この十銭が私を野宿から助けてくれた!
— 種田山頭火 『四国遍路日記』 青空文庫
作例 · 標準
故郷の寺に向かい、遠くから遥拝した。
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被災地に向けて、人々は遥拝して平和を祈った。
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富士山を遥拝できる宿は人気が高い。
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