鬼熊
おにくま
名詞
標準
onikuma
文例 · 用例
さらに、かつて鬼熊が出た方面の叢林へ行けば、ただ路傍を歩いていても発見できるに違いない。
— 佐藤垢石 『採峰徘菌愚』 青空文庫
もとより、道庵先生も、そのことは知るに由なく、今や蒲団の中に仰向けになって、起きもやらず大声で、ただいまの、「ヤレ出た、鬼熊」をやり出したのであります。
— みちりやの巻 『大菩薩峠』 青空文庫
それを嘘だと思うものは、当代の鬼熊が活躍した、その同じ千葉県の成田の不動堂へ行ってごらんなさるとわかります。
— みちりやの巻 『大菩薩峠』 青空文庫
かしこには立派に、その時代の鬼熊の額がかけてある。
— みちりやの巻 『大菩薩峠』 青空文庫
その時代の鬼熊は、現代の鬼熊のように兇暴ではなかったが、力量はたしかに、現代の鬼熊以上でありました。
— みちりやの巻 『大菩薩峠』 青空文庫
神田鎌倉河岸の豊島屋の「樽転」から出た鬼熊は、何代目とつづいて、酒樽をてまりの如く取って、曲持ち、曲差しを試むる。
— みちりやの巻 『大菩薩峠』 青空文庫
「新し橋」の附近には、「何貫何百目何代鬼熊|指」とほった大石がころがっていたはず。
— みちりやの巻 『大菩薩峠』 青空文庫
醤油樽一つずつを左右の手にさげ、四斗樽を一つずつ左右の足にはいて、この鬼熊が、柳原の土手を歩いたことがある――見るほどの人が、その樽を空だろうと疑って調べてみると、空どころではない、豊醸の新味が充実しきっている。
— みちりやの巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
例句
ウィキペディア
鬼熊(おにくま)は、木曽谷(長野県)に伝わる妖怪。江戸時代の奇談集『絵本百物語』に記述がある。
出典: 鬼熊 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0