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薄粥

うすがゆ
名詞
1
標準
文例 · 用例
「あとの大勢つたら、其のあくる日から、火の雨、火の風、火の浪に吹放されて、西へ――西へ――毎日々々、百日と六日の間、鳥の影一つ見えない大灘を漂うて、お米を二|升に水一|斗の薄粥で、二十|人の一|日の生命を繋いだのも、はじめの内。
泉鏡太郎 印度更紗 青空文庫
「あとの大勢つたら、其のあくる日から、火の雨、火の風、火の浪に吹放されて、西へ――西へ――毎日々々、百日と六日の間、鳥の影一つ見えない大灘を漂うて、お米を二|升に水一|斗の薄粥で、二十人の一日の生命を繋いだのも、はじめの内。
泉鏡花 印度更紗 青空文庫
重湯か、薄粥、或は麺麭を少量と言はれたけれども、汽車で、そんなものは得られなかつた。
泉鏡太郎 麻を刈る 青空文庫
趣味として夜寒の粥を感ずる能力を持たない彼は、秋の宵の冷たさを対照に置く薄粥の暖かさを普通の俳人以上に珍重して啜る事ができた。
夏目漱石 明暗 青空文庫
それから翌朝までのことは千切れちぎれの印象しか残っていない、娘の叫びごえで七兵衛と伜の弥助夫婦がとびだして来たようだ、かれは三人に抱えられてその家へゆき、納戸のような部屋へ寝かされた、そして温かい薄粥を僅かに啜ったのを覚えているが、あとはただ昏々となにもかも忘れて眠ってしまった。
山本周五郎 荒法師 青空文庫
……然しそれから一|刻も経ったであろうか、ちょうど牧二郎に昼の薄粥を与えているところへ、息を切らして多助が戻って来た。
二十三年 日本婦道記 青空文庫
最初に患者は厳しい食事(希薄粥、温かい水)か、または絶食を指示される。
History of Medicine 医学の歴史 青空文庫