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綯い合わせ

ないあわせ
名詞
1
標準
文例 · 用例
そこに一貫しているものは稚い恋心と下町の情緒、吉原界隈の日常生活中の風情、その現実と夢とを綯い合わせた風情である。
宮本百合子 私たちの建設 青空文庫
で、あたかも老女たちの頭は、小長い無数の銀の線を、綯い合わせてできた畸形な球が、四つ塊まっているように見えた。
国枝史郎 娘煙術師 青空文庫
個人の内面の弱さをむき出したという範囲で、あの時代の社会の波としてつかんではいませんが、それにしてもその人のなかに素質としてないものではない、うそとまことの綯い合わせ式のところをその小説はかいているのです。
一九四一年(昭和十六年) 獄中への手紙 青空文庫
従って私も父の想像に自分の空想を綯い合わせ、二人で家と人間とを合作して喋ったりしました。
宮本百合子 父の手帳 青空文庫
見事な螺鈿鞍に、華やかな口輪を噛ませ、紫に白を綯い合わせた手綱を掻把り、聟殿信長は、何か嬉々と、うしろの家臣を振り向いて、話しかけながら見えたのであった。
第一分冊 新書太閤記 青空文庫