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鷙鳥

しちょう
名詞
1
標準
bird of prey
文例 · 用例
原著を読まないで引用書を通して読んだのであるからあまり強いことは言われないが、これだけの事実から、鷙鳥類の嗅覚の弱いことを推論するのははなはだ非科学的であろうと思われるし、ましてや、とんびの場合に嗅覚がなんらの役目をつとめないということを結論する根拠になり得ないことは明らかである。
寺田寅彦 とんびと油揚 青空文庫
この時大なる鷙鳥ありて、さと落し來たりしに、その翼の前なる湖を撃ちたるとき、飛沫は我等が面を濕しき。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
人々は我にはかく言ふのみなれど、互にさゝやぎあひて、きのふの鷙鳥の事、怪しき媼の事、母上の夢の事など語り、誰も/\母上の死をば豫め知りたりと誇れり。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
我目に留まりしは、十年前までは美しかりけんと思はるゝ、さたすぎたる婦人の服飾美しく面に紅粉を施せるが、痩せたる掌に骨牌緊しく握り持ちて、鷙鳥の如き眼を卓上の黄金に注ぎたるなり。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
鳶も鷲と同様に、いわゆる鷙鳥とか猛禽とか云うものにかぞえられ、前に云ったような悪いたずらをも働くのであるが、鷲のように人間から憎まれ恐れられていないのは、平生から人家に近く棲んでいるのと、鷲ほどの兇暴を敢てしない為であろう。
岡本綺堂 綺堂むかし語り 青空文庫
鷙鳥や猛獣の物をねらう目だと云いたいが、そんなに獰猛なのではない。
森鴎外 青年 青空文庫
僕は此派の音楽を聴く機会をまだ得ないが、評判に由ると、不協音を以て新音楽を建設しようとするのが此派の主張であつて、其音楽はあらゆる猛獣と鷙鳥類と、飛行機を初めあらゆる近世の科学が生んだ器械や発動機とを、同時に鳴かせ、吼えさせ、唸らせ、軋らせた如きものであると云ふ。
與謝野寛、與謝野晶子 巴里より 青空文庫
其とて、数ならぬ身分に過ぎぬのだが、明けても暮れても、鷙鳥の羽音を頭上に聞いて、渚の玉と砕ける日を待ち望んでゐる、と謂ふやうな日々が続いてゐる以上、当然避けられぬ最期が、早晩来るには違ひない。
追ひ書き 鵠が音 青空文庫
作例 · 標準
猛禽類である鷙鳥は、空高くから獲物を狙っていた。
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山岳地帯では、力強い鷙鳥が力強く空を舞う姿が見られる。
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鷙鳥は、その鋭い爪とくちばしで獲物を捕らえる。
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