腕長
うでなが
名詞
標準
文例 · 用例
金魚の木伊乃に似たるもの、狐の提灯、烏瓜を、更めて、蝙蝠傘の柄ぐるみ、ちょうと腕長に前へ突出し、「迷うまいぞ、迷うな。
— 泉鏡花 『白金之絵図』 青空文庫
」「泰軒先生ッ」 すばやく私語しあいつつ、なおも障子に躍る片腕長身の士のつるぎの舞いを見つめている両人――諏訪栄三郎|満腔の戦意をこめて思わず柄がしらを握りしめ、おのずからなる武者ぶるいを禁じ得なかった。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
土塀に添へる果樹の列、黒き腕長く差伸べて君をば守る此処ばかり心安けく歩めかし。
— 仏蘭西近代抒情詩選 『珊瑚集』 青空文庫