命知らず
いのちしらず
名詞名詞-の形容詞形容動詞
標準
recklessness
文例 · 用例
科学もやはり頭の悪い命知らずの死骸の山の上に築かれた殿堂であり、血の川のほとりに咲いた花園である。
— 寺田寅彦 『科学者とあたま』 青空文庫
」と車夫の吉造、婦人を一人輪の下に轢かんとせし、ようよう車を踏留め、胆を潰せしむかばらたち、燐寸にあたりて二三本折っぺしょり、ますます苛ち、「命知らずの馬鹿者め、何だって往来に坐ってるんだ。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
荒磯は片手で和尚の肩を鷲づかみにして、この命知らずめが、とせせら笑い、和尚は肩の骨がいまにも砕けはせぬかと気が気でなく、「よせ、よせ。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
譬へば敵の毛羽艶やかに峨冠紅に聳えたる鶏の如く、此方は見苦しき羽抜鳥の肩そぼろに胸|露はに貧しげなるが如くであつたが、戦つて見ると羽ふくよかなる地鶏は生命知らずの軍鶏の敵では無かつた。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
可哀相でね、お金子を遣って旅籠屋を世話するとね、逗留をして帰らないから、旦那は不断女にかけると狂人のような嫉妬やきだし、相場師と云うのが博徒でね、命知らずの破落戸の子分は多し、知れると面倒だから、次の宿まで、おいでなさいって因果を含めて、……その時|止せば可かったのに、湯に入ったのが悪かった。
— 泉鏡花 『第二菎蒻本』 青空文庫
生命知らずが、誰にも解りこないから、歌を一つ一つ、異変、畜類な声を張り、高らかに唱って、続くは横笛、ひゃらひゅで、緞子袴の膝を敲くと、一座を※し、ほほほ、と笑って、おほん、と反るんだ。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
雨でも越さずばなるまい」「まア、命知らずな。
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
六人もの生命知らずの壮漢を向うに廻しながら、鬚だらけの横頬で微笑しているらしかった。
— 夢野久作 『冥土行進曲』 青空文庫
作例 · 標準
あんな猛吹雪の中を軽装備で登るなんて、全くいかれた命知らずの連中だ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
新入りの刑事は、ベテランも尻込みするような危険な潜入捜査を自ら買って出る命知らずだった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「命知らずな真似はやめろ!」と隊長に怒鳴られたが、彼は燃え盛る炎の中に飛び込んでいった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview