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歌の心

うたのこころ
名詞
1
標準
spirit of a poem
文例 · 用例
この歌の心ばっかりは山上憶良様でもわかるまい。
――博多名物非人探偵 狂歌師赤猪口兵衛 青空文庫
熊谷直好の和歌に、よもすから木葉かたよる音きけは   しのひに風のかよふなりけりというがあれど、自分は山家の生活を知っていながら、この歌の心をげにもと感じたのは、じつに武蔵野の冬の村居の時であった。
国木田独歩 武蔵野 青空文庫
」 お組が、ついうつかりと乘せられて、「私にもよくは分らないけれど、あの、何う云ふ事を申すのだえ、歌の心はえ。
泉鏡太郎 片しぐれ 青空文庫
」 お君さんが、ついうつかりと乘せられて、「私にもよくは分らないけれど、あの、何う云ふ事を申すのだえ、歌の心はえ。
泉鏡太郎 二た面 青空文庫
髯が啜る甘酒に、歌の心は見えないが、白い手にむく柿の皮は、染めたささ蟹の糸である。
泉鏡花 みさごの鮨 青空文庫
げにや新人のモツトオに觸れデカダン樂派の新星グリークがピアノの律に啜泣く定家卿選歌の心ばかり世にあはれ深きはあらじかし。
萩原朔太郎 短歌 青空文庫
吹く風をなこその関という歌の心を一言でいい切る事が至難なのと同様に、どうも、親切な教訓ほど、一言で明示する事はむずかしいようである。
太宰治 花吹雪 青空文庫
案ずるに先生はこのたびの茶会に於いて、かの千利休の遺訓と称せられる「茶の湯とはただ湯をわかし茶をたてて、飲むばかりなるものと知るべし」という歌の心を実際に顕現して見せようと計ったのであろう。
太宰治 不審庵 青空文庫
作例 · 標準
例句