ハンチ
ハンチ
名詞
標準
haunch
文例 · 用例
ハンチングを横っちょにかむり、何か腹掛けのようなものを胸に当てたアイスクリーム屋のイタリー人が、いつか焼栗売りに変っている。
— 岡本かの子 『巴里の秋』 青空文庫
黒無地の紬の重ねを着てハンチングを被り、ステッキを持って旅に出かけたのである。
— 太宰治 『断崖の錯覚』 青空文庫
ハンチングを冠ってロイドの色眼鏡をかけて、ニカボカを着るとまるで人相が変るんですからね。
— 夢野久作 『けむりを吐かぬ煙突』 青空文庫
彼のような男は、七十歳になっても、八十歳になっても、やはり派手な格子縞のハンチングなど、かぶりたがるのではないでしょうか。
— 太宰治 『おしゃれ童子』 青空文庫
派手な大島絣の袷に總絞りの兵古帶、荒い格子縞のハンチング、淺黄の羽二重の長襦袢の裾がちらちらこぼれて見えて、その裾をちよつとつまみあげて坐つたものであるが、窓のそとの景色を、形だけ眺めたふりをして、「ちまたに雨が降る。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
久留米絣の着物にハンチング、濃紺の絹の襟巻を首にむすんで、下駄だけは、白く新しかった。
— 太宰治 『姥捨』 青空文庫
」ふびんさに、右手でもってかず枝の左手をたぐり寄せ、そのうえに嘉七のハンチングをかぶせてかくし、かず枝の小さい手をぐっと握ってみたが、流石にかかる苦しい立場に置かれて在る夫婦の間では、それは、不潔に感じられ、おそろしくなって、嘉七は、そっと手を離した。
— 太宰治 『姥捨』 青空文庫
白麻のハンチング、赤皮の短靴、口をきゅっと引きしめて颯爽と歩き出した。
— 太宰治 『座興に非ず』 青空文庫
作例 · 標準
建築構造において、梁と柱の接合部にハンチを設けることで強度を高める。
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橋桁の設計では、応力集中を避けるためにハンチが重要となる。
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この鉄骨のハンチ、きれいに溶接されてるなぁ。
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