町芸者
まちげいしゃ
名詞
標準
town geisha
文例 · 用例
喜田川守貞の『近世風俗志』に「首筋に白粉ぬること一本足と号つて、際立たす」といい、また特に遊女、町芸者の白粉について「頸は極て濃粧す」といっている。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
「それから酒盛りが始まって、市ヶ谷御上屋敷から繰り込んだお女中と、だれが呼んだか知れねえ町芸者とで、蔵屋敷中の者が滅茶苦茶に盛りつぶされた。
— 怪盗系図 『銭形平次捕物控』 青空文庫
ヘッヘッ」 向島小梅に新築した、後藤三右衛門の別荘落成祝いは、町奉行鳥居甲斐守を正客に、腹心の者を集めて、町芸者数十人を侍らせ、天下御免のドンチャン騒でした。
— 野村胡堂 『礫心中』 青空文庫
お秋はその頃江戸の町に散在していた、町芸者の一人だったのです。
— 野村胡堂 『十字架観音』 青空文庫
江戸の町芸者らしい、英雄崇拝と、色気が、お秋の全身の血を沸きたたせて、この素晴らしい偶像――松根余吾之介の心――に、好戦の口火を点けずにおかない様子です。
— 野村胡堂 『十字架観音』 青空文庫
――綺麗な方でした、何をしていらっしゃるでしょう」「――――」 町芸者――とはさすがに余吾之介も言いかねました。
— 野村胡堂 『十字架観音』 青空文庫
許婚が殉教者として引かれたのも知らずに、町芸者の家に便々と暮した上、無用の血汐を流したことが、つくづく浅ましかったのでしょう。
— 野村胡堂 『十字架観音』 青空文庫
「この人を助けて下さい、私が訴人して磔柱に上げましたが、このまま火焙にしては、天主の御罰も恐ろしい」 そういうのは、浅草の町芸者お秋、磔柱の上に静かに眼をつぶって、召される運命を待っているのは、言う迄もなく余吾之介の許婚の鹿の子です。
— 野村胡堂 『十字架観音』 青空文庫
作例 · 標準
昔の花街には、多くの町芸者がいた。
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彼女は町芸者として、日々の生活を支えている。
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町芸者の舞は、観客を魅了した。
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