ノモン
ノモン異読 グノモン
名詞
標準
gnomon
文例 · 用例
またこの町内のある地主の子息は、工科出の地質学者であったが、召集されるとすぐ、深くも思い決した体で、心を後に残さないように、日頃愛用していたライカアやレコオドを残らず叩き壊し、潔く征途に上ったものだったが、一ト月の後にはノモンハンで挺身奮闘して斃れてしまった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
一九三八年から九年にかけて満州と中国に侵略した日本の軍事力は、ますますあれ狂って張鼓峰事件をおこし、ノモンハン事件を挑発した。
— 宮本百合子 『婦人作家』 青空文庫
殊に、満蒙国境のノモンハンに近いホロンバイルの達※湖には一尾で十貫目、六、七尺の奴が棲んでいるのであるから驚く。
— 佐藤垢石 『鯰』 青空文庫
もっともそのタネは日本がまいたようなもので、支那で戦争を起したりノモンハン事変などもあったから、ロシヤはウラジオ港外に機雷網をしいて用心しはじめたのであろう。
— 高麗神社の祭の笛――武蔵野の巻―― 『安吾の新日本地理』 青空文庫
この種名の Conomon すなわちコノモンは香ノ物であるが、これは命名者ツューンベリが奈良漬けを香ノ物と思ってそう書いたものだ。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
今度のノモンハン戦闘の如きもこれをよく実証している。
— 小川未明 『日本的童話の提唱』 青空文庫
一度はヨーロッパへたつた時、一度はノモンハンから帰つた時、それから最後は、この五月、あの焼跡の灰のなかだ……」 夫の手が肩へまわつた。
— 岸田國士 『火の扉』 青空文庫
ダゴノモン 加賀の河北郡の農村では米を搗くときに臼の外へ飛び散つた分を拾ひ集め、之を團子のものといふ。
— 柳田國男 『食料名彙』 青空文庫
作例 · 標準
日時計のノモンが示す影の長さで、時刻を知ることができる。
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古代の天文学者は、ノモンを使って天体の動きを観測していた。
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そのオブジェの中心には、垂直に立つノモンが配置されていた。
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