重宝がる
ちょうほうがる
動詞-五段-ラ行動詞-他動詞
標準
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文例 · 用例
背戸に近い百姓屋などは、漬物桶を置いたり、青物を活けて重宝がる。
— 泉鏡花 『春昼』 青空文庫
彼らは世慣れたと自称しまたそのことがたいへん立派なことであるように考えている人たちが重宝がる婉曲や紆説が、彼らの精神力の純粋とまじめと強さと相容れないものであることを無意識的に知っておる。
— 三木清 『語られざる哲学』 青空文庫
お針達者な上に炊事のことも仲々行き届いていて、家人はおつねさんを重宝がるのだった。
— 矢田津世子 『女心拾遺』 青空文庫
やがて、私は、家へ何か土産を買つて帰らうと思ひ、そのことを林さんに言ふと、奥さんへのお土産なら、自分がいゝものを教へてあげるからと、いきなり、先づ、下駄屋へはいつて京風の桐の女下駄を、それから、袋物屋の店で、なんとかいふ名のついた絹地の紐を、これは女のひとが重宝がるものだといつて、私に買はせた。
— 岸田國士 『一つの挿話』 青空文庫
約束の土産の外に、お糸が日頃重宝がる、小椋屋のびんつけさへ買ひ添へて、いつになき上機嫌、花の噂も聞いて来たれば、明日は幸ひ日曜の事、お駒をも連れて嵐山あたりへ、花見に行かむといひ出たるは、長吉の報告に、今日の留守の無難を喜びての事なるべし。
— 清水紫琴 『心の鬼』 青空文庫
精神病のこの種の社会的カテゴリーが発見されれば、今後の歴史家は歴史上における反動現象を記述するのに、大変重宝がることだろうと思う。
— 戸坂潤 『思想と風俗』 青空文庫
併しなぜ公式主義という言葉をそんなに重宝がるのだろうか、と云うと夫は要するに公式恐怖症から来るものだが、それはあとにしよう。
— 戸坂潤 『ひと吾を公式主義者と呼ぶ』 青空文庫
作例 · 標準
新しく導入されたシステムは、使い勝手が良くて皆に重宝がられている。
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彼女が作ってくれた手編みのマフラーは、暖かくて冬にはいつも重宝がる。
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この万能ツールは、キャンプで様々な用途に使えると重宝がられている。
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