清泉
せいせん
名詞
標準
文例 · 用例
胸突き八丁の登り口に近く、青い苔の生した断崖からは、金性水と呼ぶ清泉が滾々と瀑布のごとく谷間に流れ落ちている。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
「そもそもこの八溝山というのは、全く海抜三千三百三十三尺という不思議な高さで、山中には三水と唱える金性水、竜毛水、白毛水の清泉が湧き、五つの瀑布と八つの丘嶽とまた八つの渓谷とがあって、孰れも奇観だ。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
なんでもこの山巓を少し降った叢の中には、どこかに岩間から湧き出る清泉があるとは、日中|麓の村で耳にしたので、「オイ、その清泉の所在を知らぬか」と剛力に聴いてみたが、「一向知らねえだ」と澄ました顔をしている。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
ああわが最愛の友よ(妹ドラ嬢を指す)、汝今われと共にこの清泉の岸に立つ、われは汝の声音中にわが昔日の心語を聞き、汝の驚喜して閃く所の眼光裡にわが昔日の快心を読むなり。
— 国木田独歩 『小春』 青空文庫
他日もし、われまた汝を見るあたわざるの地にあらんか、汝まさにわれと共にこの清泉の岸に立ちしことを忘るなかれ。
— 国木田独歩 『小春』 青空文庫
道傍清泉所々に湧く。
— 長塚節 『草津行』 青空文庫
ところどころに清泉|迸りいでて、野生の撫子いと麗しく咲きたり。
— 森鴎外 『みちの記』 青空文庫
旅店の背なる山に登りて見るに、処々に清泉あり、水|清冽なり。
— 森鴎外 『みちの記』 青空文庫
ウィキペディア曖昧さ回避
清泉(せいせん) 清泉 - 清泉女子大学、または清泉大学の略称。 清泉 - 神奈川県鎌倉市城廻にある清泉女学院中学高等学校の略称。 清泉 - 神奈川県鎌倉市雪ノ下にある清泉小学校の略称。 清泉 - 津山市の小学区のひとつ。神庭地区と滝尾地区の範囲。時にこの2地区をまとめて「清泉地区」とすることもある。また2つの地区を合わせた神滝として呼ばれる場合もありJAつやまの営業所などに使われている。 金沢市立清泉中学校 - 石川県金沢市泉本町にある市立中学校。 清泉街道 (瀋陽市) - 中国遼寧省瀋陽市瀋北新区の街道弁事処。 清泉街道 (冠県) - 中国山東省聊城市冠県の街道弁事所。 清泉鎮 - 中国各地にある鎮。 清泉郷 - 中国各地にある郷。
出典: 清泉 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0