業前
わざまえ
名詞
標準
文例 · 用例
」 まだ卒業前ですから、お取極めは、いずれ学校が済んでからッて事で、のびのびになっていたんだそうですがね。
— 泉鏡花 『陽炎座』 青空文庫
清三は卒業前に就職口が決定する筈だった。
— 黒島傳治 『老夫婦』 青空文庫
庸三は葉子がこのドクトルの家に身を寄せていたのを想像してみたりしたが、女学校卒業前後に何かいやな風評が立って、それを避けるために、ドクトルの家でしばらく預かることになったというのは、よくよくの悪い邪推で、真実は音楽学校の試験でも受けに来ていたというのが本当らしかった。
— 徳田秋声 『仮装人物』 青空文庫
勿論それは作品を通してで、女学校卒業前後と結婚生活時代とに亙つて、その頃唯一の女流作家であつた彼女の作品は、大抵愛読したものであつた。
— 徳田秋聲 『女流作家』 青空文庫
尤も代助の卒業前後からは其待遇法も大分変つて来て、ある点から云へば、驚ろく程寛大になつた所もある。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
尤も代助の卒業前後からはその待遇法も大分変って来て、ある点から云えば、驚ろく程寛大になった所もある。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
僕は同時に事情を田口に話して、なるべく市蔵の卒業前に千代子の縁談が運ぶように工夫した。
— 夏目漱石 『彼岸過迄』 青空文庫
××的消費組合の機関は、俺達の罷業前に充分兵糧の用意をしてくれた。
— ―3― 『小熊秀雄全集』 青空文庫