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迷蒙

めいもう
名詞
1
標準
文例 · 用例
そのことがさまざまの迷蒙を作る!
中原中也 詩と詩人 青空文庫
迷蒙の中ではディレッタントが屡々確固たる性格者にみえる。
中原中也 詩と詩人 青空文庫
この迷蒙を捨ることが一人でも多くなればなるほど、神の国は近づいて来るのである。
葉山嘉樹 工場の窓より 青空文庫
して見れば、俺の魂の安静のための唯一の必要事は、『形而上学的迷蒙の形而上学的放棄』だということになる。
中島敦 狼疾記 青空文庫
それを思ふと、判事の疑ひは却つて彼自身の弁舌の巧みさに邪魔されてまた尽く迷蒙の中に這入つていつた。
横光利一 マルクスの審判 青空文庫
科学に従事する者の間にさえそういう迷蒙の残っている現代の理性の水準である。
宮本百合子 花のたより 青空文庫
一部分の、無意識的にか又は故意にか、敢えて迷蒙に止まろうと欲しているとしか考えられない諸反動分子は例外として、わが国のインテリゲンチャ層は大勢から云って、マルクス主義的・社会科学的・諸範疇を夫々の程度に承認し、而も之を相当日常化して使っているだろう。
戸坂潤 イデオロギー概論 青空文庫
併し精神的・文化的・であるべきであった歴史の過程を、一概にこの文明の概念によって律しようとすることは、ヴェーバーによれば進化論者・実証主義者の根本的迷蒙である。
戸坂潤 イデオロギー概論 青空文庫