手控え
てびかえ
名詞
標準
note
文例 · 用例
梁の恵王常に趙を撃たんとしたが楚を畏れて手控えいた、今楚が魯を事として他を顧みる暇なきに乗じ兵を発して趙の都邯鄲を囲んだというので、セルヴィアの狂漢が奮うて日本に成金が輩出したごとく、事と事が間接に相因るを意味す。
— 羊に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
「――ただいま尾州家より家老をもって内々のお申し入れこれあり、品川宿の一条に対する詮索詮議は爾今無用にされたしとのことに候条、そのほう吟味中ならば手控えいたすべく、右伝達いたし候。
— 七化け役者 『右門捕物帖』 青空文庫
二十一日、鎮撫使から御汰沙の手控えが、亀山藩の手を通して、桑名藩にいたされた。
— 菊池寛 『乱世』 青空文庫
それは、鎮撫使からの手控えの中に、はっきりと名指されている「浪花ヨリ分散ノ諸兵」であった。
— 菊池寛 『乱世』 青空文庫
鎮撫使からの、手控えのうちに、「浪花ヨリ分散ノ諸兵」と、指摘されてある以上、それは彼らに対する有罪の宣告文であった。
— 菊池寛 『乱世』 青空文庫
そもそも福沢諭吉が、「女大学」を読んで、それに疑問を抱き、手控えをはじめたのは、彼が二十五歳で大阪から江戸へ出て来たときからのことであった。
— 宮本百合子 『三つの「女大学」』 青空文庫
大体福沢諭吉が益軒の「女大学」を読んで、それに疑義を抱き、手控えをこしらえはじめたのは彼の二十五歳の年、大阪から江戸へ出た時代の事である。
— 宮本百合子 『女性の歴史の七十四年』 青空文庫
この時期、新入社員の採用を手控えていた日本電気にとって、石井たちは三年ぶりの大卒新人だった。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
作例 · 標準
会議の内容を忘れないように、手控えを丁寧に取った。
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この手控えは、私が若い頃に読んだ本の感想だ。
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旅行中に見つけた良いお店の住所を、手控えに残しておこう。
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標準
holding oneself back
作例 · 標準
感情的になるのを手控え、冷静に対処するよう努めた。
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もっと意見を言いたかったが、上司の顔を立てて手控えした。
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彼は発言を手控え、周囲の様子をうかがっていた。
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