純一無雑
じゅんいつむざつ
名詞形容動詞名詞-の形容詞
標準
pure and unadulterated
文例 · 用例
……台所で働く女中の身体のこなしまでも、しかもそれが練達洗練された三昧に入っている所作である限り……その心境がその仕事に対して純一無雑である限り……そこに能楽の型と同じ真実味の横溢した「人間美」が後光を放っているではないか。
— 夢野久作 『「生活」+「戦争」+「競技」÷0=能』 青空文庫
この純一無雑の生活、すなわち仏法を説いたのが法華経はじめ他の二経の精神であります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
この点から見ると、私は少年時代の目を、純一無雑な、極く軟らかなものであると思う。
— 泉鏡花 『幼い頃の記憶』 青空文庫
あの純一無雑な生命の流露を見守っていると私は涙がにじみ出るほど羨ましい。
— 有島武郎 『惜みなく愛は奪う』 青空文庫
何故ならば、私の個性はいかなる場合にも純一無雑な一路へとのみ志しているからである。
— 有島武郎 『惜みなく愛は奪う』 青空文庫
社会がその社会的本能によって動く時こそ、その生活は純一無雑な境地に達するだろう。
— 有島武郎 『惜みなく愛は奪う』 青空文庫
真の意識統一というのは我々を知らずして自然に現われ来る純一無雑の作用であって、知情意の分別なく主客の隔離なく独立自全なる意識本来の状態である。
— 西田幾多郎 『善の研究』 青空文庫
彼は雨の中に、百合の中に、再現の昔のなかに、純一無雑に平和な生命を見出した。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
作例 · 標準
彼の宗教への信仰心は、まさに純一無雑であり、一切の疑念を含まない。
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純一無雑な心で自然と向き合うことで、新しい芸術のインスピレーションを得た。
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この伝統芸能の美しさは、余計な装飾を削ぎ落とした純一無雑な所作にある。
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