愛書狂
あいしょきょう
名詞
標準
文例 · 用例
愛書家のことを一般にビブリオフィルと呼んでいるが、此の愛書家の癖が高じると、ビブリオマーヌ即愛書狂となる。
— 辰野隆 『愛書癖』 青空文庫
其の愛書狂の中にも色々種類があって、書籍であれば何でも有難がる奴がある。
— 辰野隆 『愛書癖』 青空文庫
愛書狂の中でも、合掌派や墓守流は未だ未だ無難であるが、之が更に一歩進むとビブリオクレプト即書盗となる。
— 辰野隆 『愛書癖』 青空文庫
同じく十八世紀で、百科全書|編纂者として名高いダランベールも、ヴォルテールに劣らぬ人の悪い男であるが、彼の百科全書第二巻、愛書狂の頁には斯んな事が書いてある。
— 辰野隆 『愛書癖』 青空文庫
愛書癖が漸く深刻になると、愛書狂になる。
— 辰野隆 『愛書癖』 青空文庫
皮肉屋のリュシアンが或愛書狂に自著の小冊子を贈った時に、その巻頭に「書斎を所有せる無学文盲なる男に本書を献ぐ」と書いたという話が伝わっている。
— 辰野隆 『愛書癖』 青空文庫
中世印刷術の発明が、ギリシア時代にもまして愛書狂の熱を高めた事は争えないが、一方にまた、愛書狂を苦めた事も疑えない。
— 辰野隆 『愛書癖』 青空文庫
愛書狂の熱は、印刷術発明後も益々激しくなるばかりだった。
— 辰野隆 『愛書癖』 青空文庫