毛虱
けじらみ
名詞
標準
文例 · 用例
米穀に俵の虫あり糞尿に蛆あり獅子に身中の虫あり書に蠧あり国に賊あり世に新聞記者あり芸界に楽屋鳶ありお客に油虫あり妓に毛虱あり皆除きがたし。
— 永井荷風 『偏奇館漫録』 青空文庫
皇女たちも毛虱に悩まされ、金色の捲毛を根元からぷっつりと切ってしまった。
— 久生十蘭 『淪落の皇女の覚書』 青空文庫
老翁は更に語を継いで『娘よ、外へ出て、村の上の端れ下の端れに向い、(今夜は少しも眠れないから kikinni(エゾノウワミズザクラ)だの atane(センダイ蕪)だのを煮て、その煮汁で、村人たちよ、お前達の毛虱のタカった腐った陰部をお互いに洗い会い、その水をそこらに撒きなさい。
— 知里真志保 『性に関するアイヌの習俗』 青空文庫
」(知里真志保―アイヌ民族研究資料、第二、第124―126頁) ただし、この物語りの中で「お前達の毛虱のタカった腐った陰部」といってあっても、それは決して村人たちの陰部が実際に腐っていたのでもなければ、毛虱がタカっていたのでもない。
— 知里真志保 『性に関するアイヌの習俗』 青空文庫
ケジラミは無視することができる。
— ――専門家でない読者に必要な12章を含む発疹チフス一生の伝記 『ネズミ、シラミ、歴史』 青空文庫