苡仁
苡仁
名詞
標準
文例 · 用例
盲腸の方も大体障害なく、きのう野上さん[自注1]のところへ行ったら※苡仁(何とよむのか忘れてしまった、田舎にも生える数珠子玉という草の支那産のものの由)という薬を教わって来ました。
— 一九三七年(昭和十二年) 『獄中への手紙』 青空文庫
私の盲腸は切らないことに決定したので、野上さんが盲腸の余後にのんだ※苡仁湯という漢方の薬をのみはじめました。
— 一九三七年(昭和十二年) 『獄中への手紙』 青空文庫
私の方は※苡仁湯という漢方の煎薬をのんで、徹夜廃止で、早いときは十一時頃床に入って大いに自重して居ります。
— 一九三七年(昭和十二年) 『獄中への手紙』 青空文庫
久し振りで庵を訪ねた主人の前へ、一色道庵の示した丸藥の成分と言ふのは、人參、松樹甘皮、胡麻、※苡仁、甘草の五味だけ。
— 兵粮丸祕聞 『錢形平次捕物控』 青空文庫
「人參と※苡仁の解つたのは手柄であつた。
— 兵粮丸祕聞 『錢形平次捕物控』 青空文庫
一色道庵はこの丸藥と同じ物を作れと言はれ、林の中の大名の下屋敷の離屋に十日も留められたさうで御座います」「フ――ム」「本田蓼白と伊東參龍の見分けた成分は、松の甘皮と胡麻と甘草で、一色道庵はその上人參と※苡仁を見つけた。
— 兵粮丸祕聞 『錢形平次捕物控』 青空文庫
人參、甘草、※苡仁、それに胡麻と松の甘皮、――其處までは誰でも解るが、殘りの二味がむづかしい」「何を言はれるのぢや、飛んでもない。
— 兵粮丸祕聞 『錢形平次捕物控』 青空文庫
久し振りで庵を訪ねた主人の前へ、一色道庵の示した丸薬の成分というのは、人参、松樹甘皮、胡麻、※苡仁、甘草の五味だけ。
— 兵糧丸秘聞 『銭形平次捕物控』 青空文庫