葷斎
葷斎
名詞
標準
文例 · 用例
身は偏奇館、あるいは葷斎堂に住して、病を愛撫し、「身を落す」自傷を愛撫し、しかしそれらを愛撫するわが芸術家魂というものをひたすらに愛撫する荷風は、ある意味では人生に対する最もエゴイスティックな趣味家ではあるまいか。
— ――鴎外・漱石・荷風の婦人観にふれて―― 『歴史の落穂』 青空文庫
大田南畝が壮時劉龍門に従って詩を学んだことも、既にわたくしは葷斎漫筆なる鄙稿の中に記述した。
— 永井荷風 『上野』 青空文庫
その時聞き得た南園の逸事談は『葷斎漫筆』と題した鄙著に記してあるので茲には言わない。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
鄙稿『葷斎漫筆』にその伝と並せて記述する所があるから茲には除いて言わない。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫