一夕話
いっせきわ
名詞
標準
(a) short story
文例 · 用例
『著作堂一夕話』に出た富士の残雪、宝永山辺|凹かな処に人形を成す年は豊年で、見えぬ年は凶作、これを農男と名づくとあるに似居る。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
燒物一夕話 區別 科學的の分け方もありますが、私どもは簡單に土燒、燒しめ、石燒位の言葉で現はしてゐる。
— 小野賢一郎 『やきもの讀本』 青空文庫
燒物一夕話區別 科學的の分け方もありますが、私どもは簡單に土燒、燒しめ、石燒位の言葉で現はしてゐる。
— 小野賢一郎 『やきもの讀本』 青空文庫
―― 翌日彼はふとJ新聞の演藝一夕話と云ふ噂書の一欄を見た。
— 久米正雄 『虎』 青空文庫
与君一夕話一 人も、厩の馬も、寝しずまったころを、ここの一室では、燭の光をあらためて、さあこれからと、杯を分け持つ夜半だった。
— 吉川英治 『黒田如水』 青空文庫
半兵衛は筆をとって、裏面へ、与君一夕話勝読十年書 と書いて、「殿のおいいつけなので、ぜひなく汚しました」 と、さしだした。
— 吉川英治 『黒田如水』 青空文庫
但し百人一首|一夕話に、夫人在原氏は国経の館から時平に拉し去られる時に、既に敦忠を懐妊していた、されば敦忠はまことは国経の胤であるが、夫人が本院へ移ってから生れたゝめに、時平の子として育てられたのであると云う記事が見える。
— 谷崎潤一郎 『少将滋幹の母』 青空文庫
そうだとすれば、敦忠は少将滋幹の実弟になる訳であるが、一夕話の記事は何に基づいているものか、筆者はその出所を詳かにしないけれども、或は当時世上にそう云う風説もあったのであろうか。
— 谷崎潤一郎 『少将滋幹の母』 青空文庫
作例 · 標準
昨晩、キャンプファイヤーを囲んで、みんなで各自の一夕話を披露した。
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彼の語る一夕話はいつも面白く、座談を盛り上げる。
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旅の途中で出会った人から、忘れられない一夕話を聞かせてもらった。
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こんな雨の夜には、暖かい飲み物を片手にゆっくりと一夕話に花を咲かせたい。
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