全人格
ぜんじんかく
名詞
標準
one's whole personality
文例 · 用例
そうした短歌の中の主観の主はすなわち作者自身であって、作者はその作の中にその全人格を没入した観があるのが普通である。
— 寺田寅彦 『俳句の精神』 青空文庫
ひと座りひと座りの坐禅に刻々、全人格的の意義があるのだ」。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
自分の才能を、全人格を厭悪した。
— 太宰治 『女人創造』 青空文庫
私は端唄や小唄を聞くと全人格を根柢から震撼するとでもいうような迫力を感じることが多い。
— 九鬼周造 『小唄のレコード』 青空文庫
趣味といふ語は、全人格の感情的傾向といふ意味でなければならぬのだが、往々にして、その判断を胡麻化した状態の事のやうに用ひられてゐる。
— 石川啄木 『弓町より』 青空文庫
趣味という語は、全人格の感情的傾向という意味でなければならぬのだが、おうおうにして、その判断をごまかした状態の事のように用いられている。
— 石川啄木 『弓町より』 青空文庫
初対面の場合なぞは、この鼻の恰好から来る感じをソックリそのままその人の全人格の感じと認められている場合がたまにあるようであります。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
それはもはや、好き嫌いの程度ではなく、彼の全人格を揺り動かして生まれた感覚であった。
— 佐左木俊郎 『仮装観桜会』 青空文庫
作例 · 標準
彼は全人格をかけて、その仕事に取り組んだ。
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全人格が尊重される教育環境は、子供の成長に不可欠だ。
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彼の魅力は、知識だけでなく全人格から滲み出ている。
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